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 〜2010年元旦開陽台初日の出ツーリング〜

◆◆◆ 番外編:2009年12月30日(水) それは起こったのだった... ◆◆◆
天馬街道を豊似方向へ走行中

 

 雪景色を撮ろうとバイクを路肩に寄せ停車した…次の瞬間だった! 

サイドスタンドを出しバイクを傾けた…が、勢いが止まらない。
あれ? ありえないほどの角度になりそのまま横転。
乗っていたtoku3は足を出すが、出した場所も雪面。
踏ん張りは当然効かず、何の抵抗も得ることが出来ず、そう、無抵抗のまま一緒に傾き雪中へダイブ(泣

除雪されて地面と雪面が面一となっていたため、見誤ったのだ。
地面との境に近い雪面は、一見固まっているように見えるがそうではなかった。
サクサクとした雪である。
北国の子供たちがプロレスごっこをするには丁度良い雪質だ。
深さも充分にあり、toku3の腰以上も積もっている。 
  
倒れた側からバイクを引き起こすのは不可能だ。雪面下に下半身が埋まり、力をバイクにかけることは出来ない。
リアタイヤは地面の位置から僅かにずれているので、起きたとしても重さで雪中に沈んでいくだろう。
フロントは地面上にあるが、もう少しなんとか出来ないか?
困ったもんだな・・・

とりあえずフロントをだ、もっと地面側にずらして、起こした時に確実に地面を捕らえるようにしよう。
フロントはうまくいった!
次はリア。どうにかして地面の上までもってこよう。
しかし、雪の抵抗と荷物の重さでうまくいかない。足場も悪いため思うようにならない。
おのれ〜、フロントだけ地面に乗った状態でなんとかならないか?
腰まで雪に埋まりながら…もがいた、力を入れるたびに声が出る。
うぉりゃ! んぁー! くぁー! 尋常ではない声だったのだろう。何故かカラスが騒ぎ出す。(笑
が、そんな事はどうでも良い。奮闘すること…結構な時間。

↓↓↓やっとこの状態までもっていった! 
 
しかしだ。エンジンパワーで何とかしようにも、角度がありすぎる上に、駆動力の伝達は期待できない。
リア周りはサクサクの雪なのだから。
あぁ、人手が欲しい。 周りを見渡すが、人はいない。車も通らない。
歩いて、民家まで行こう。
とにかく、牛舎のある方向に進んでいった。 

幸いなことに、牛舎の裏に民家を発見。
ピンポンを鳴らしてみると、家の奥さんが出てきてくれた。 
事情を説明し、救助をお願いしたところ…旦那さんは牛の世話に出ているので、息子さんを連れてきてくれることに。
なんと頼もしい! 

 
・・・3人で力を合わせ、無事に復活出来たのでした。 
最後に、本来ならロードサービスの類に救助を依頼すると作業料金が発生するので、
相応のお礼をと申し出ましたが・・・不要です、との事。 

見知らぬ男が勝手に陥ったトラブルに対しまして、救助の手を差し伸べて頂きました事に感謝申し上げます。 
本当にありがとうございました。助かりました。


◆◆雪景色とジェベル◆◆


【 確かめよう そこは本当に 地面かい? 】
【 寄せすぎた 雪にスタンド 入っていく 】 

今回の一件で、大自然は教えてくれました♪