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2008−2009開陽台初日の出

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'08年末〜'09年始ツーリング  そうだ、道東(開陽台)で日の出を見よう!

前 書 き

2006年元旦ツーリングから3年。そろそろ冬のキャンプツーリング行きたいなぁ・・・どこにしよう?
そうだ、最北端の次は最東端で初日の出がいい・・・と思ったが、ちょっと待てよ。
岬じゃなくて台だ、 開陽台 で冬キャンプ&日の出 あわよくば四角い太陽!見に行くしかないな。

さぁ、行き先は決まった。3年ぶり2回目の冬キャンプツーリング。
だが、道東(開陽台)へ行くにあたり気になることがある...もしかして、猛烈な寒さなのでは?
ジェベル の寒冷地での耐久性・省燃費性」については冬宗谷岬で実証済み。
だが、道北以上に冷え込みが予想される道東での使用に本当に耐えうるのか?
テントで過ごすにしても、素のままというのは如何なものか。プラスαが必要だろう。

四角い太陽を見ることが出来るのは、気温マイナス20度以下の時のようだ!
少々工夫 をしてから行こうと、準備を進めた。
(3年前同様、資金が豊富にあるわけではありません。リッチな装備とは無縁な状態です)

準   備

基本は最北端の時にした準備、そして更なる寒さ対策。

という事で、
↓ こんな感じで 行くことに。オレンジ文字 は今回追加又は変更したモノ。

バ イ ク
準   備

まずは、マシンの準備から。

フロントタイヤ:OK 前回のピンがまだまだ残っている。これは使える。比較的痛んだ十数本を交換。
            トルクがかからないので全体的に減りは少ない。

ピンがあるからといって、氷上・雪上においても、思うがままのコーナリングが出来るとか、
フロントフォークが沈みきるまでのブレーキングが可能であるという事ではない。
夏場のライディング以上に慎重さが必要なのは、運転免許を持つ者なら常識でわかる。

そう、冬独特刻々と変化する路面状況の中を走らなければならないのだ。
新雪・圧雪・アイス(ミラー)バーン・アスファルトに加え、凸凹・フラット・轍、更に水気の有無や
道路の勾配によって路面の表情は変わっていく。言うまでもなく安全が第一なのである。

交差点付近が圧雪(氷)路面の場合、クルマの発進停止に伴うスタッドレスタイヤとの摩擦により、
その表面は極限まで磨かれていることがある。これは人がまともに歩けない、気をつけていても
転んでしまうというほどスベリやすい。転ばなかったとしても、大きくバランスを崩してしまう。
スタッドレスタイヤが普及して、こういう路面が増えた。ツルツル路面 だね。
市街地で特に注意を要する場面である。控えめな走行速度・穏やかな発進停止が安全につながる。

郊外の比較的条件の良い道を走っていても危険は付きまとう。アスファルトが出ていようとも・・・
日陰になっているコーナーでは解けた雪水が凍っている。コーナー途中がアイスバーン!
トンネル内も日光が当たらず、微妙な低温状態になっているので路面は凍っている。
橋の上も地熱が無い ため、アイスバーンになりやすい。橋に乗ったとたんに路面状況が変わる。冷汗モノ
思わぬところで 、カウンターをあてる事も...必ずあると思っていい。
↑これが上手くいって、
何事も無かったように走るか、下手こいて転倒〜周りに迷惑するかは乗り手の腕しだいである。
 「タイヤが悪い」とか「マシンがダメだ」などと決め付けてはいけない。
公の道 を走るという事は、運転者に最も責任があるというものだ。

リアタイヤ:OK タイヤセンター部分のピンを新品に交換 。   
   
ツーリング中盤以降、徐々に減ってきたピンはタイヤブロック面とツライチ状態になっていくが、
しだいに、それに見合ったライディングをするように(出来るように)なるので、問題なし。
ピンの状態を感じながら、ゆっくり走ればいいのだ

ただ、これだとクルマに追いつかれる。確実に。スタッドレスタイヤを履くクルマは足が速い。
道内のマイカーはほぼ4WD車 であり、積雪路面であっても加速性・走行安定性に優れている。
そんな4WD車に乗る北海道のドライバーだが、二輪と混在し続ける状況というものには慣れていない。
二輪に追いつき〜追い越す行為も、やり慣れてはいない。
これはマイカーのほか、タクシーやバス・ダンプなどでも同様だといえる。上手いクルマは多くない。
なぜなら、北海道では大概、二輪がクルマを追い越し先を行くパターンだからだ。追(並)走するのは稀だ。
冬場にバイクが走っていることなど ドライバーにしてみたら想定外、”えぇっ?”とか”うわっ!?”だろう。
走行ラインを大きく変え、追い越す行為をせねばならないのはクルマといえども大変な事。
もしクルマが後方から接近して来た場合は、十二分に減速 (急ではなく緩やかに)して、
クルマを先に行かせる のがよいだろう。

◆話はそれるが、
 冬場は路面凍結防止の為に融雪剤 を撒いているおかげで、アスファルトが出ている事がある。
 ピンが無かったとしても、交通の流れに乗れて、非常に走りやすい。
 当然、クルマも快調に走る。スベリは皆無に近く、より安全に走ることができるのだ。
 しかし、融雪剤成分が車体に強烈なサビ を発生させるので、ツーリング後は丁寧洗車 必須。


箱取付け:OK
   
67リッターの箱取付け。少々「荷物デカッ!」という状態だが、箱内に余裕が欲しい
60リッター箱では容量に余裕が無い。箱の中がモノで一杯になってしまう。 
宗谷岬の時、最初67リッターで行くつもりだったが、60リッターに変更した経緯がある。60リッターは小さかった。 
取付けは、転倒時でも箱がダメージを受けにくくするためこのような向きにしておこう。
固定方法は荷締バンド+ゴムバンド。
ただ、夏場なら融通が利くゴムバンドも、低温下では伸縮性を失う問題があるので注意が必要。
現時点では違う箱も検討中。この箱でこの積み方だとシート部分に大きく被さる。背中に箱を感じてしまう。

ということで、 目を付けていた箱を購入 。寸法・容量がとても良い。
67リッターの箱と比べて、荷台部分からのはみ出しが少なく、シート部分への被さりも僅かで、ライディングに
影響はない。箱の高さは増したが不都合は特に見られない。
これで、67リッターの箱では取付けた時にシート部分が狭くなる問題をクリアー出来た。容量UP も実現。
  
   
↑そんなこんなで、違う箱(74リッター)に決定! この箱はフタの裏空間も活用出来るのがいいね。
 フタの裏空間に袋を取付けて収納スペースにした。
 軽工具・ロープ・軍手やらをフタの裏空間に入れることが出来る、便利。


風防(スクリーンバイザー):OK これも前回使用済み。なかなかいい仕事してくれる! 
   
スクリーンは取外し可能。(ハメコミ式)
風圧で変形しないよう、ステーを取付け。

プラグ8番:OK
パンク修理グッズ&予備チューブ:OK
チェーン注油:OK
ハンドルカバー(厚手)作製中  結局、宗谷岬の時と同じモノで行くことにした。
キャブ〜バッテリー周り対策OK なにもしないことにした。 
エンジンオイル:OK

キャブ・バッテリー周りについて:自問自答                      
 何か寒さ対策しないとなぁ〜... もしかして、また自作ですか? 
 う〜む、ウレタンスポンジをカットして要所に取付けるのはどうだろう? 熱の逃げを妨ぐ方向で。  
 とりあえず、そうしておけば始動後〜エンジン停止後しばらくは大丈夫なのではないかと。
 それだと、デザイン上見苦いのでは?
 デザインより機能優先なのだ! 動かないバイクを押していくのは大変だ。 

 しかし、朝一発目の始動・冷えきってしまった時の始動は別に対策しなければ・・・
 そうねぇ〜、電気でいく? 
 電気的 に発熱させて、キャブ・バッテリーをホンワカ温めることなんて無理だ
 そのための電源を用意、設置するのも困難。
 車体のバッテリーを発熱の為の電源にするなど、もってのほか。
 かえって、バッテリーが弱り、セルが回らなくなる押し掛けはいやだ。 
 キック付いていないし・・・電気は無理って事 か。

 ↓ この辺をどうにかしたいのだが・・・やっぱり、ウレタンスポンジ+エンジン熱誘導ホースでいくか。
  


 まぁ、慌てることはない! 策はある。
 イザと言う時は、ホットタオルでいく。これ手軽で確実性高い。
 ・まず、お湯を沸かす。
 ・お湯にタオルを浸し、絞る。キャブとバッテリーをホットタオルでくるむ。→温まる。
 ・エンジン始動が容易になる。(2005年末実験済み)
 ↑ こんな原始的な方法 でイケるのか? それが、イケるんです!

 ※ バッテリーが生きているうちに 、キャブと並行的に暖め、始動を試みるのがベターだね。
  道東・道北ではクルマでも朝一の始動が出来なくなる(バッテリーがあがる)程、
  冷え込む時があるのですよ。
  高性能バッテリーと言えども、極低温下での長いクランキングは即あがりにつながる。

  ホットタオルやるなら、テント撤収前に。
  撤収してからだと物の出入れに難儀すると思う。寒いしね。マイナス気温 が手ごわい。
  タオル絞った後、手についた水分はよく拭いておかないと、そのまま凍る方向へ・・・注意。
  体温あるから凍らなくとも、相当冷える。かじかんで動きが鈍る。
  肌荒れ・しもやけ・凍傷の原因になるから、水分には気をつけよう。
  冬の寒空の下で、ホットタオルを振り回せば・・・ほ〜ら、凍ってしまう。

  自力始動に失敗したら、車からジャンプさせてもらうしかない。(ジャンプコード用意)
  あるいは押し掛け車がいない時は否が応でも押し掛け。 検討 いや、健闘を祈る


ウエアー類
準   備

スキー用ウエアー上下:OK
重ね着用衣類:OK
首巻き :OK
ブーツ底補強:OK 足をステップから外し、路面に”たらす”様にライディングすると靴底が減るのでコレだ!
         減った部分を肉盛りできる補修剤。靴底が減っていなくとも予め塗っておける。
         圧雪路面でも、その滑り具合は様々。ブーツ裏を路面に接触させ滑り具合を感じ取る。
         軽快に行ける圧雪と、このまま行けばコントロール不能に陥る圧雪…足からの情報も使う。
   

防水・防風グローブ :OK 宗谷岬の時はハンドルカバー+軍手2枚重ねで行けたが、それは気温が思う
             ほど下がらなかったからだ。今回はコレで行くことにした。暑ければ軍手か皮手で。
 
※ 身体の他、手や足に汗をかくほどの過剰な保温はライディングや健康に悪影響となるので注意。
冬用靴下:OK
軍手1ダース:OK

テ ン ト類

食 品 類

生活用品類

準   備

テント・寝袋+ロールマット:OK 
テントは、いつもの小川テント。本体+フライ+インナーを準備した。
宗谷岬の時は、インナーなし・現地は強風でバタツキがうるさいのでフライも外して過ごしていた。


ホッカイロ:大して効果なし。今回は不要。
ロープ所要:OK

おでんセット/コーヒーセット/カップそば・ラーメン/乾物/酒類/水(凍るので入れ過ぎ注意)
/懐中電灯/ちり紙/タオル/洗面用品/下着類4セット/地図・ラジオその他諸々予定

持っていけるのなら、必需品は最初から余分に用意した方がいい。途中で調達しようと思っていても・・・
道中、天候不良や思わぬ通行止めで立ち往生しないとも限らないからだ。”先に進めず予定が狂う”
町まで数十キロの何もない所でマシンが不調になることもあり得る。”時間だけが過ぎていく”
次の町で買い物しようと思っていたが、町まで行けなかった場合・・・”金はあるが、役にたたない”
もし、とどまる事以外になすすべがない場合は、持ってきているものが全てなのだ!


ガスコンロ用ガス缶:【マイナス10度 寒冷地仕様】  
「スーパープレミアムゴールド・キャリーボーイボンベ(3本パック)」×2
先日、↑低温時でも火力が衰えないというガスコンロ用ガス缶 をwebで見つけた。
比較的、燃焼しやすいガスを充填しているそうだ。
通常のコンロ用ガス缶では、この燃焼しやすいというガスの充填率は30パーセント。
他の70パーセントはごく普通のガスだ。常温では申し分なく燃焼するのだが、低温になると、
火力が落ちてくる。しかし、これは異常ではないし、品質が悪いというわけでもない。
気温10〜15度以下で火力が弱まるのは、通常のガス缶では当たり前だそうだ。

一方、この寒冷地用のガス缶は、なんと、燃焼しやすいガスを95パーセントも充填 している。
残り5パーセントは通常のガス。
これは納得! すぐに飛びついたね
気温マイナス10度でもキッチリ燃えるらしい。これは絶対欲しい!
気温マイナス10度というラインは冬の道東では微妙 だが、通常のガス缶よりはましだろう。
3缶で700円、6缶購入 してみた。
さてさて、ガス缶の燃費の程は?全部消費してしまうのでは?...調子よく燃えちゃうかもね。
通常のヤツ も持っていこっと。

ガス缶温め用ヒートパネル付のコンロもあるようです。
↓販売店による説明
カセットコンロの老舗がNewモデルを発表!! 
DHI-270N「めぐみ」のヒートパネル付で新発売!!
従来のDHI-270N「めぐみ」の特長を継承し、さらにヒートパネルを搭載することで
気化熱によるボンベ内の圧力低下を抑制し、ガス消費量は変わらずパワーアップさせました!
アウトドアや防災用としてもかなり役立つ機能です。
また、ガスボンベを最後まで使い切る効果にも貢献し、残ガスゴミ問題にも対応しています。

という事で、買ってみた
【ヒートパネル付】カセットコンロ「DHI-270HP」
【仕様】
●点火方式:圧電点火方式
●安全装置:圧力感知安全装置閉止型
●外形寸法:幅340×奥行275×高107mm
●商品重量:約1.6Kg
●最大火力:3.2kw(2700kcal/h)
●ガス消費量:225g/h(最大火力時)
●使用ガス:ブタンガス
●使用容器(容量):サンベンリー・キャリーボーイ、ベスタ、めぐみ(250g)
●使用時間:約66分(2500kcal/hでの実測値)

   
このコンロなら、通常のガス缶でもいけるかな? 期待度 。 



日程:’08年12月30日 〜 ’09年1月1日 (2泊3日)

ジェベル不調の為引き返すことに!
開陽台初日の出ツーリング1日目へ  





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